新年の最初のイベントは、初蹴り。
日本中、いろんな場所で、行われているイベントですが・・・。

天皇杯と高校サッカーのテレビ観戦と、関わっているチームの初蹴りのサッカー三昧で、正月三元日が終わってしまう人も少なからずいらっしゃると思います。

高崎西FCの初蹴りは、新年の3日、乗附小の校庭で、いつもの練習よりちょっと早い8時半に始まります。

この日の目玉は、豚汁とJリーガー。

このチームは、決して強いチームではないけれど、3人のJリーガ―が先輩にいます。
一人は、元日本代表で横浜フリューゲルスで活躍した山口素弘さん。
あと2人は現役のJリーガーで、ベガルタ仙台の石原直樹選手と浦和レッズの青木拓矢選手。
石原直樹選手は、昨シーズン仙台で10得点、その前の浦和レッズでは怪我で出場機会に恵まれなかったけれども、その前のサンフレチェ広島ではシャドウとして2シーズン優勝に貢献しています。
また、青木拓矢選手は、浦和レッズのボランチとして、昨年のACL優勝、世界クラブ選手権でも活躍しています。

この2人の現役Jリーガーが、毎年この初蹴りに顔を出して、子どもたちと一緒にボールを追っかけ、プレゼントと夢を与えてくれます。

この日は、普段の練習とは異なり、ゲームが中心です。
始めは、6年VSコーチ中心大人チーム、次に6年VS5年、4年VSお父さんチーム、3年以下VSお母さん。OBの中学生も集まるので、中学生VS6年、・・・・、というように、15分~20分でまわしていきます。
開始1時間ぐらいすると、2人のJリーガーも顔を出してくれます。そして、ゲームに加わって一緒に楽しんでいきます。

時には、青木選手から石原選手へのパス、石原選手のシュートがゴールを外れることも・・・。
お母さんと、低学年の試合にも、お母さんチームで参戦です。

和気あいあいと、時間が過ぎていきます。

11時過ぎ、ちょうどお腹がすいてきたころ、校舎に沿って並べられた机に豚汁とおにぎり、・・・・。
そして、子どもはジュース、大人はアルコールでひととき過ごし・・・。

その間に、別の机に、スパイク、ユニフォーム、Tシャツ、マフラー、タオル、フラッグ、・・・、等々。2人からのプレゼントが並べられます。
また、もう一つの机の前には、既にスタンバイした2人。
子供たちが、ボール、ウェア、バック、タオル、色紙等持って並び始めます。
サイン会の始まりです。
憧れのJリーガーのサインをもらって、握手をして、並んで写真を撮って・・・。

次は、プレゼント。
「最初はグー、じゃんけんポン。勝った人は手を上げて・・・。次、行くよ。最初は、グー、・・・。」
OBの中学生、高校生も交じっての、じゃんけん。
勝ち残った子から、順に選ぶのですが、低学年の子は並んでいるプレゼントの前で、決められず・・・。お父さんが出て来て、ええっ、それでいいのというように、レッズのフラッグ。
もちろん、高学年の子は、27.5センチの青木選手のスパイクを・・・、GET!

実は、今年の初蹴りは、例年以上に風が強く、お母さんと低学年の試合もできず、ゲームのあとは乗附小の体育館での初蹴りとなりました。
また、青木選手は、当日浦和レッズの柏木選手の結婚式に出席のため、子どもたちにプレゼントを渡すために顔をすのが精いっぱいで子どもたちとはサッカーをできませんでしたが・・・。

1年に一度だけ、2人のJリーガーとの交流。
子供たちにとってはサッカーの楽しい思い出の一つ。

サッカーを嫌いにならず、中学生になっても、高校生になっても、そして、お父さんになっても、・・・。

また、来年のお正月を、お楽しみに。